- Published on
ベトナムオフショア開発のおすすめ企業はどう選ぶ?比較の観点
要点 / TL;DR
ベトナムオフショア開発の会社は、契約形態・要件定義の進め方・品質保証(QA)体制・保守運用の範囲・見積もりの前提という5つの軸をそろえて比較します。同じ質問を同じ順序で投げ、含まれる作業と含まれない作業を書面で確認することが判断の土台になります。
この記事はAIの支援で作成し、人間が確認しています
- Authors

- Name
- MK1編集部

ベトナムオフショア開発の会社を比べるとき、提案書をそのまま並べても各社の違いは読み取れません。契約形態、要件定義の進め方、品質保証(QA)体制、保守運用の範囲、見積もりの前提という5つの軸をそろえると、その提案がどの前提に立っているのかが見えてきます。おすすめを探している場合も、先に軸を決めておけば、比較した結果を社内で説明する材料になります。
ベトナムオフショア開発の会社は何を基準に選ぶ?
比較の軸は次の5つに絞れます。契約形態、要件定義の進め方、品質保証(QA)体制、保守運用の範囲、見積もりの前提です。同じ順序で並べれば、会社ごとの提案を横に置いたときに、どこが違うのかを言葉にできます。
軸をそろえないまま比べると、金額の大小だけが判断材料になります。ある会社は要件定義を別契約に置き、別の会社は開発費に含めているかもしれません。同じ「見積もり」でも中身が違えば、単純に比べることはできません。前提を書き出してもらったうえで並べるほうが、判断の根拠が残ります。
ベトナムの投資環境や日系企業の動向は、JETROのベトナム関連ページで一次情報を確認できます。国の状況を押さえておくと、提案の前提を読み解く助けになります。
おすすめ企業を比較するときの観点は?
観点は5つに分けると見通しが立ちます。次の表のように「確認すること」と「質問例」を並べておくと、打ち合わせで聞き漏らしが減ります。質問は会社ごとに同じ順序で投げ、回答は書面でもらうと、後から並べて比べられます。
| 観点 | 確認すること | 質問例 |
|---|---|---|
| 契約形態 | 受託開発(請負型)かラボ型開発(準委任契約)か。仕様変更を契約に反映する単位 | 仕様変更はどの時点で、どの単位で契約に反映されますか |
| 要件定義 | どちらが主導するか、成果物として何が残るか | 要件定義の成果物と、確認の進め方を教えてください |
| 品質保証(QA) | テスト設計の進め方、自動化の範囲、受け入れテストの分担 | テスト項目は誰が、どのタイミングでレビューしますか |
| 保守運用 | 含まれる作業と含まれない作業、窓口と連絡手段 | リリース後の問い合わせ窓口と手順を教えてください |
| 見積もりの前提 | 単価と工数の内訳、非機能要件の扱い、除外項目 | 見積もりに含まれていない作業は何ですか |
契約形態(受託開発(請負型)とラボ型開発)
契約形態は、成果物の範囲を決めて発注するか、期間を通じて開発チームを確保するかで変わります。受託開発(請負型)は仕様を固めてから進める進め方と相性がよく、ラボ型開発(準委任契約)は仕様を決めきれない段階から開発を始める場面に向きます。どちらが優れているという話ではなく、決めたいことと決められることが違います。仕様変更をどの時点で契約に反映するかも、この段階で確認しておきます。
要件定義の進め方と開発体制
要件定義では、誰が何を決めるのかを確認します。発注側が要件をまとめて渡すのか、ベトナム側と一緒に固めるのかで、必要な資料と期間が変わります。成果物として何が残るか(要件定義書、画面設計、API仕様など)も聞いておくと、後工程での食い違いを減らせます。
体制は人数だけでなく、役割の分け方まで見ます。開発者、テスト担当、窓口になるBrSE(ブリッジSE)がそれぞれ誰で、日本語でのやり取りがどの範囲までかを聞いておきます。連絡手段と稼働時間帯も、日本側の勤務時間と重なるかどうかで進め方が変わります。
開発対象がWebシステムかモバイルアプリかによっても、確認する項目は変わります。画面数だけでなく、外部連携やAPI設計の有無を伝えたうえで見積もりを依頼すると、前提がそろいます。
品質保証(QA)とテストの進め方
品質保証(QA)は、テストを誰が設計し、誰が実行し、誰が受け入れテストを行うかで体制が変わります。自動化の範囲を聞くと、どの工程に力を入れているかが具体的に見えてきます。テスト項目のレビュー時期を確認しておけば、リリース直前に項目が足りないという事態を避けられます。不具合の記録方法と、修正の優先順位の決め方も合わせて聞いておくと、運用開始後の進め方も具体的に想像できます。
保守運用の範囲
保守運用は、含まれる作業と含まれない作業を分けて確認します。監視、障害時の連絡、改修の受付方法、ドキュメントの引き継ぎのうち、どこまでを相手の仕事にするかで、発注側の負担は変わります。契約期間と解約条件も、この段階で確認しておくと判断の材料が増えます。
契約形態はどう選ぶ?
契約形態は、仕様をどこまで固められるかで選びます。仕様が固まっていて成果物を明確にしたい場合は受託開発(請負型)、仕様を変えながら進めたい場合や継続的に開発チームを持ちたい場合はラボ型開発(準委任契約)が向きます。判断は「どちらが安いか」ではなく「どちらが自社の決め方に合うか」で行います。
| 項目 | 受託開発(請負型) | ラボ型開発(準委任契約) |
|---|---|---|
| 契約の考え方 | 成果物と範囲を決めて発注する | 期間と体制を決めて開発を進める |
| 仕様変更 | 変更の都度、範囲と費用を協議する | 作業量の変動として扱いやすい |
| 向くケース | 要件がある程度固まっている | 要件を固めながら進めたい |
| 注意点 | 変更が多いと協議が増える | 作業量の管理を発注側も行う |
例えば、新規事業の企画段階で画面イメージしか決まっていない場合は、ラボ型開発で進めながら要件を固める進め方があります。一方、既存システムのリプレイスで仕様書がそろっている場合は、受託開発(請負型)で範囲を確定させたほうが、費用と責任の所在を説明しやすいです。
見積もりの前提はどう確認する?
見積もりは、単価と工数に分けて確認します。総額だけを見ても、どこにどれだけの作業が積まれているのかは分かりません。単価の通貨と為替の扱い、工数の根拠、そして何が含まれていないかを並べて初めて、比べられる形になります。
工数を左右するのは、主に要件定義の深さ、スコープの広さ、非機能要件の扱いです。画面の数だけを基準にすると、性能、セキュリティ、可用性といった項目が抜けます。次の順序で確認すると、抜けを減らせます。
- 要件の粒度をそろえ、同じ深さの資料で依頼する
- 単価と工数を分けた見積もりを依頼する
- 非機能要件を別枠で見積もってもらう
- 前提条件と除外項目を書面で出してもらう
- 仕様変更時の扱いを契約前に決めておく
見積もりの前提は、口頭の説明で終わらせず、提案書に残してもらいます。後から「これは含まれていない」という食い違いが出ると、比較そのものをやり直すことになります。
選定前のチェックリスト
比較の最終段階では、次の項目を確認します。すべてを同じ会社に求める必要はありませんが、どこが弱いのかを把握したうえで選ぶと、運用の進め方が変わります。
- 契約形態が受託開発(請負型)かラボ型開発(準委任契約)か、明示されている
- 要件定義の成果物と、その後の変更の扱いが決まっている
- BrSE(ブリッジSE)など、日本語での窓口となる担当が決まっている
- 品質保証(QA)の体制と、受け入れテストの分担が説明されている
- 保守運用に含まれる作業と含まれない作業が切り分けられている
- 見積もりが単価と工数に分かれ、除外項目が書かれている
- 連絡手段、稼働時間帯、エスカレーションの順序が共有されている
チェックリストは、提案書を読む前と打ち合わせの後で2回使うと効果的です。1回目は不足している情報の洗い出し、2回目は説明が変わっていないかの確認に使います。
まとめ:比較の軸をそろえて判断する
ベトナムオフショア開発の会社を選ぶときは、契約形態、要件定義の進め方、品質保証(QA)体制、保守運用の範囲、見積もりの前提という5つの軸をそろえて比べます。軸が同じであれば、提案の違いは説明できる形になります。金額だけで判断せず、どの前提に立った見積もりなのかを確認することが、後工程での食い違いを減らします。
当社は2020年7月にベトナム・ハノイで設立し、日本企業向けのソフトウェア開発とDX支援を手がけています(サービス一覧)。自社の場合にどの契約形態が合うかを整理したい場合は、お問い合わせからご相談ください。
FAQ
ベトナムオフショア開発の会社を比較するとき、最初に確認する点はどこですか?
契約形態と見積もりの前提の2点から確認します。受託開発(請負型)かラボ型開発(準委任契約)かで、仕様変更の扱いと費用の積み上がり方が変わるためです。見積もりが単価と工数に分かれているか、除外項目が書かれているかも同時に確認します。
受託開発(請負型)とラボ型開発(準委任契約)はどちらを選べばよいですか?
仕様をどこまで固められるかで判断します。成果物と範囲を決められる場合は受託開発(請負型)、仕様を変えながら進めたい場合や継続的に開発チームを持ちたい場合はラボ型開発(準委任契約)が向きます。どちらが優れているかではなく、自社の決め方に合うかを基準にします。
見積もりが他社より安い場合、そのまま選んでよいですか?
総額だけで判断せず、含まれる作業の範囲を比べます。安い見積もりが、要件定義やテスト、保守運用を別契約にしているために低く見えている場合があります。単価と工数の内訳、前提条件、除外項目を並べてから判断します。
品質保証(QA)の体制はどう確認すればよいですか?
テストを誰が設計し、誰が実行し、受け入れテストをどちらが担うかを聞きます。自動化の範囲を確認すると、どの工程に力を入れているかが具体的に見えます。テスト項目のレビュー時期も合わせて確認しておくと、終盤での手戻りを減らせます。
保守運用は最初から契約に含めるべきですか?
含めるか別契約にするかは発注側の運用体制によります。監視、障害時の連絡、改修の受付方法、ドキュメントの引き継ぎのうち、どこまでを相手に任せるかを決めておきます。契約期間と解約条件も同じ場で確認します。